自分で物を買えるようになってから、女性用の物は購入したことがない。
服、整髪剤、下着、etc...まずは服から。
幼稚園の頃の「スカートは履きたくない!」効果で、母親はいつもズボンを用意してくれた。
赤色やピンク色、可愛いイラストがプリントされた「女の子向け」という雰囲気の上着も
買ってこなかった。
高校生になってバイトを始めてから、自分で服を買うようになった。
それでもブランド物なんかは買えず、デパート等のヤングカジュアル売り場にあるような製品ばかり。
ラフな格好が好きな僕にはうってつけの格安店も今ではできたりしているが、
あの頃は本当にそういう店が近くになかった。
学生時代、僕はメンズスーツは1着しか持っていなかった。
それも、これで冠婚葬祭全てOK!の濃紺のヤツ。
大学生になって初めて出席した、身内の結婚式に出席するため必要になって購入した。
高校生までは、冠婚葬祭なら学校の制服を着てればよかったが、
卒業するとそうもいくまい、ということで親が「どうする?」と聞いてきたのだ。
「スカートのスーツはイヤだ」の一言で親も承諾してくれた。
スーツを初めて着た時、本当に嬉しかった。
「コレ、ずっと欲しかったのー」みたいな。
スーツ勤務の会社に就職してから何着か買うようになったので、今ではスーツに飽き気味。
やっぱりカチッとした服装は疲れる。
次に整髪料。
今はどうか知らないが、僕が小学生ぐらいの時は女性用の整髪料(ムースやスプレー等)は、
めちゃめちゃキツイ匂いがした。
女性を連想させるその匂いがイヤなのと、缶がカッコよかったという理由で
GATSBYのムースをよく使ってた。
今もこの会社のワックスをよく使っているが、女性用を使う気は全くナシ。
香水はあまりつけないけど、持ってるのはメンズと銘打って販売されてるものばかり。
シャネルとかは女性がつけてる分にはいいけど、僕はつけたくない。
最後に下着。
中学1年生の時からトランクスを履いている。
たまにスカートの下に「スカートめくり防止」のためかどうか分からないけど、
ブルマ履いてるコっているでしょ?
僕の中学時代の友達はジョギングパンツを履いていた。
#そのコは単にスポーツ好きってだけでFTMではなかった、、、と思う。
ジョギングパンツだと単価が高いから、見た目的に近いトランクスを購入するようになった。
生理中でもショーツ(それも色気もクソもないスポーツショーツなヤツ)の上に
トランクスを履いてたりしていた。
最初は「変わったことするなぁ」とブツブツ言ってた親も「これならお腹、冷えないね」とか
ミョーに納得していた。
そしてこのトランクス着用は、従兄弟の叔母にも知られているらしく(親が喋っている)、
「うちの息子用に買ったんだけど、サイズ間違えてしまって」とたまーにトランクスを
プレゼントされたりするんである。