HOMEMini Memo乳房切除術

乳房切除術

僕の胸の除去手術の記録です。
術式等は病院によって異なります。
もちろん術後の経過も個人の体質や、ケア等によっても変わってきます。

2002年12月9日(月)

手術を受ける病院に電話で問い合わせ。
自分と紹介者の氏名、連絡先電話番号を告げてカウンセリングの予約をとる。

2002年12月14日(土)

手術を担当する先生とカウンセリング(約30分)。
術式や術後の検査の流れ等を丁寧に説明してもらう。
この病院での術式は下記の2通りで、僕は1の術式が適用されることになった。

1. くりぬき法(乳輪を横に切開し、そこから中の組織を摘出する)
2. 皮膚切開法(左右のアンダーバストの位置を切開し、そこから中の組織を摘出する。胸が大きい、または乳輪及び乳首の位置修正が必要な人に適用される)

手術日を決め、血液検査の為の採血をおこなう。

手術前日

手術日前日の電話確認。
明日の手術にむけての注意等を聞く。
今日の深夜0時から絶食状態にする、術後のことを考えて前開きのゆったりした服を着てくる、
バンテージで固定するため腋毛や胸毛などは剃っておく etc。

手術当日

手術前に、カウンセリング時に話してもらった手術の手順をもう一度担当医が説明してくれた。
その後にトイレを済ませて手術開始。
右腕に点滴用の針を入れ、そこから睡眠薬を投与する。
睡眠薬が効いてきたところで背中に麻酔用の管を入れて、そこから麻酔薬を投与(←睡眠薬のせいであまり記憶がない)。
手術は2時間弱で終了。
まだ切開部の縫合はおこなわず、ガーゼとテーピングによる固定のみ。

体温調節ができなくなるため寒さでガタガタ震えながら安静室に戻り、血圧が正常値に戻るまで
左腕に血圧測定器をつけることになる。
術後8時間位経過しても内出血や体調不良が見られなかったため、切開部の縫合をおこなう。

手術後1日目

本来ならこの日に縫合を済ませる予定だったが、昨日のうちに済ませたの昼過ぎに退院。
受付で抗生剤と痛み止めの薬を5日分もらう。

【注意事項】
次回来院時までテーピングははずさないようにする。
半身浴は今日からOKだが、入浴は1ヶ月位経過してからにすること。
喫煙は傷口の治りを妨げるため、禁煙すること(最低でも1ヶ月間は吸わない方が良い)、
血行をよくしすぎないためにアルコールも1週間くらいは控えるようにする。
食事制限は特に無し。

手術後5日目

検診で固定していたテープを剥がし、患部のチェックをおこなう。
まだこの時期では、患部付近を触られても他の部分の皮膚と違って痺れたような感覚がある。
この時点で患部に血液や体液が溜まっていれば抜き出すそうだが、特に問題は見られなかった。

今日以降、切開部の消毒は自分でおこなうことになる。
綿棒で消毒液を切開部に塗布し、滅菌ガーゼをあててテープで固定。
その後、マジックテープ付きのバストバンド(トラコバンド)で固定する。
患部の下の皮膚がたるみやすので、マジックテープの下の方をかなり強めにしめて固定する。

手術後15日目

抜糸&検診。
抜糸のついでに、はがれそうなカサブタも一緒に取ってしまう。
術部にシコリや腫れ等の異常は見られないが、しばらくは消毒を続ける。
まだ入浴は控えた方が良いらしい(シャワーはOK)。
今後は特に異常を自覚しない限り、3ヶ月毎の検診になる。

ページトップへ

Diabolic Joker MENU

Copyright (C) Hiroki Nakamura All Rights Reserved.