HOMEEssayWebsite

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僕がWebサイトを開設したのはもう10年以上前になる。
その時はFTM系のサイトではなく、同じような趣味をもつ人達と情報交換したり
交流をもつためのものだった。
掲示板やチャット等で知り合い、実際に会って遊ぶ人も何人か出来始め、
携帯電話のメール機能が一般的になった頃、サイトの運営が非常に面倒だと感じるようになった。
サイト上でなくとも連絡をとる手段があるからだ。
仕事が忙しくなったのを機に、僕はそのサイトを閉鎖した。
掲示板を通してでしかやり取りをしていなかった人達との付き合いはそれでおしまい。
毎日のように文字で会話してても、やっぱりネットの関係って希薄なんだなと実感した。

このサイトを開設して5年がたとうとしている。
コンテンツは掲示板と日記の削除を除けばほとんど変わっていない。
掲示板の削除にはいくつかの理由があった。
以前のサイトと同じく、実際に会って話す人達ができたことと仕事が忙しくなってきたこと。
そして、開設した当初とは異なり礼儀が無い訪問者が増えたこと。
別にFTMの友人ばかり何人もほしいわけでもないし、話のわからん奴らと関わりあいをもつほど
ヒマでもない。
日記の削除理由は仕事が忙しいのが3割、書けない内容が増えてきたのが7割。
読み手にわからないように言葉を選び、内容を割愛してまで書いたところで
自分で過去の日記を読み直すこともしないので書き続ける意味はないな、と気づいた。
近況に関してはトップページに数行だけ、それも気が向いたときにだけ記載することにした。

僕がFTMサイトを開設した頃と同時期、もしくはそれ以前に開設されていたサイトの大半が
今では閉鎖されている。
そして、「魔法のiらんど」に代表される携帯電話対応のレンタルHPスペースを用いて、
Webサイトを作っている人の数が増えた。
どこもかしこも同じようなレイアウトデザイン、コンテンツ。
10サイトもまわればどれが誰のサイトだったか分からなくなるくらいだ。
びっくりするのが掲示板に書き込んでいる人物もほとんど同じだってこと。
閲覧者がかぶりまくってるんだろうね。
それはまるで小さな集合体のようにみえる。
サイト消滅と同時に消えていく関係もいくつかある、脆くて小さな集合体。

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