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戸籍訂正を終えてからの就職

戸籍訂正の審判が無事に終わったのを機に、それまで経理部や人事部等の一部にしか
事情を話していなかった会社を辞め、転職活動を開始した。

現在は同業種の他会社に勤めてるんだけども、思わぬ落とし穴が二つ。
まずひとつは「健康診断」。
保険加入の時に性別がバレることなんてなくなるぞー、と油断してた。
会社にもよるのだろうけれど、一定の年齢以上の社員には健康診断でオプションが付くんですね。
女性なら「子宮がん検診」、男性なら「前立腺検診」というように。
いや、検診もなにも前立腺とか無いし。作ってもらってないし。
というか「前立腺検診」ってどんな検診なのかも知らないし。
結局、社内での定期健診の日は休んで、別の病院で検診を受けることにした。
オプションである「前立腺検診」は外して、必須の血液検査と尿検査、心電図とかだけ受けてきた。
(もちろん自費)

もうひとつは「トイレ」。
男子トイレには、俗に言う「アサガオ」の小便器が2つに個室が1つ。
ビル各階にトイレが設置してあるとはいえ、個室もとめて毎回ウロウロするのもどうかと思うし。
今の僕の体だと、下に着てる物を全部脱がないと立ちションできない。
自宅ならともかく会社でそれはまずい。
そのため、なるべくトイレに行かないように勤務中は水分を摂るのを控え、
昼の休憩時に食事に行った先や近所大型ショッピングモール内のトイレを使うようにしていた。

会社だけじゃなく、休日に出かける釣り場にトイレが無くて困ることもあるので(釣り公園などの
施設でないと、トイレが釣り場付近に無いことがほとんど)、「立ちションヘルパー」を
購入することにした。
僕は常に装着しておくわけではなく、外出時にのみ使う感じで。
個室があいてたらそっちを使うし。
使い始めて間もない時は、後ろに人が通ったりしただけで緊張して尿が出なかったりした。
慣れですね、こういうのって。

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